その「最高の一杯」が、筋肉を溶かしている

バーベルを限界まで挙げ、汗だくになり、筋肉が悲鳴を上げている。
シャワーを浴びて、火照った体に流し込む、キンキンに冷えたビール。
「くぅ〜! このために生きてる!」
わかります。
その快感は、まさに至福ですよね。
ドーパミンが脳内で爆発し、今日の疲れがすべて吹き飛ぶ瞬間です。
ですが、あえて残酷な事実をお伝えしなければなりません。
あなたがジムで流したその汗。
歯を食いしばって挙げたラスト1回の追い込み。
高いお金を払って飲んでいるプロテイン。
そのすべてを、その一杯のビールが「無効化」しています。
いや、「無効化(プラマイゼロ)」ならまだマシです。
生理学的に言うと、あなたは「わざわざ苦労して筋肉を分解し、脂肪を合成するスイッチ」を自分で押しているのです。
「せっかく作った筋肉を、自らの手で溶かしている」 そう言われても、あなたはまだそのジョッキを飲み干せますか?
この記事では、感情論抜きで、アルコールが筋肉に対して行う「破壊工作」のメカニズムを解説します。
これを読めば、トレーニングの日に飲む気が完全に失せるはずです。
筋肉という名の「工事現場」で起きている悲劇
なぜ、筋トレ後のお酒が最悪なのか。
それを理解するには、体の中で起きている「ホルモンの戦争」を知る必要があります。
筋トレ直後、あなたの筋肉はボロボロに傷ついています。
これは悪いことではありません。体は「緊急事態だ!もっと強い壁(筋肉)を作って修復せよ!」と命令を出します。
これが「超回復」です。
この時、本来なら「テストステロン(筋肉を作れ!)」という現場監督が指揮を執り、筋肉の合成(mTOR)が始まります。
しかし、ここにアルコールが入ってくるとどうなるか?
悲劇1:破壊神「コルチゾール」の降臨
アルコールを摂取すると、体はストレスを感じ、「コルチゾール」というホルモンを大量に分泌します。
このコルチゾールの別名は「筋肉分解ホルモン」。
こいつの役割は、「筋肉を分解して糖に変えること」です。
つまり、あなたが一生懸命ベンチプレスをしている横で、コルチゾールが「はい、この筋肉いらないね〜、解体!」とハンマーを振り下ろしている状態になります。

悲劇2:現場監督「テストステロン」の激減
さらに悪いことに、アルコールは男性ホルモン(テストステロン)の分泌を阻害します。
研究によると、中程度の飲酒でもテストステロン値が数時間でガクンと下がることが分かっています。
現場監督(テストステロン)がいなくなり、破壊神(コルチゾール)が暴れまわる。
これが、あなたの筋肉という工事現場のリアルな現状です。
悲劇3:脱水という「兵糧攻め」
筋肉の70%以上は水分です。
しかし、お酒の利尿作用によって体中の水分が抜けていきます。
水分がなければ、栄養(アミノ酸)を筋肉に運ぶことができません。
材料(コンクリート)が届かない現場で、どうやって壁を厚くしろと言うのでしょうか?
結論。
筋トレ後の飲酒は、「自分で自分を攻撃する行為」に他なりません。
9割の努力を守るための「妥協案」
「理屈は分かった。でも、付き合いもあるし、完全に断つのは無理だ」
そう思うストイックになりきれないあなたへ。
「オール・オア・ナッシング」で考えると失敗します。
筋肉へのダメージを最小限に抑えるための、現実的な防衛策を3つ授けます。
戦略1:トレーニング当日は「ノンアル」一択
筋肉の合成感度(アナボリック状態)が最も高まるのは、トレーニング後24時間です。
せめてこの時間だけは、肝臓を「解毒」ではなく「合成」に使わせてください。
最近のノンアルコールビールは優秀です。 「味」と「喉ごし」があれば、脳は意外と満足します。
「今日は筋肉の合成日だ」と言い聞かせてください。
戦略2:どうしても飲むなら「水」を同量飲む
接待などで避けられない場合は、お酒と同じ量の「水(チェイサー)」を必ず飲んでください。
これは酔いを防ぐためではなく、筋肉への兵糧攻め(脱水)を防ぐためです。
アルコール濃度を薄め、少しでも早く体外へ排出させることが、筋肉への愛情表現です。
戦略3:BCAAとグルタミンでバリアを張る
飲む前に、アミノ酸(BCAAやグルタミン)をサプリで大量摂取してください。
血中のアミノ酸濃度を無理やり上げておくことで、コルチゾールによる分解を少しでも食い止めることができます。
これは「盾」です。飲まないに越したことはありませんが、丸腰よりはマシです。
「見せかけの筋肉」か、「本物の強さ」か
想像してみてください。 お酒をコントロールし、トレーニングの効果を100%受け取ったあなたの体を。

今までと同じトレーニング量なのに、明らかに筋肉のハリが違う。
Tシャツの袖がキツくなる。
腹筋のカットが深く刻まれる。
「あいつ、最近なんかデカくなってないか?」 ジムの更衣室で、周囲からの視線が変わるのを感じるはずです。
それは当然です。
今までは「アクセル(筋トレ)」と「ブレーキ(飲酒)」を同時に踏んでいたのですから。
ブレーキを外せば、あなたの体は加速して当たり前なのです。
「でも、やっぱり夜になると飲みたくなる…」
「ストレスで、ついコルチゾールを増やしてしまう」
もしそうなら、あなたの意志が弱いのではありません。
あなたの「脳のタイプ」に合ったストレス発散法を知らないだけかもしれません。
筋肉にタイプ(速筋・遅筋)があるように、 脳にも「お酒に依存しやすいパターン」と「攻略法」があります。
あなたの努力を無駄にしないために。
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